061.花畑










062.指切り





お妙さん。

何ですか?近藤さん。

俺はですね、己の信念の為になら命を差し出す覚悟があります。

・・・覚悟だけじゃなくて、そんな場面になれば貴方は迷う事無く差し出すのでしょう?

そうですね。きっと一瞬の迷いもせずに差し出してしまうでしょうね。

真選組の局長だからですか?

それもありますが。俺は真選組局長である前に、侍ですから。

そう・・・ですか。

でもね、見極める努力をしているんです。

見極める努力・・・ですか?

はい、見極める努力です。信念の為に命を差し出す覚悟に嘘はありません。
でもね、本当にこの命を差し出すべき時かどうか、常に見極める努力をしているんです。

でも、見誤る事だってあります。

いいえ、ありません。

どうして、そうはっきりと言い切れるんですか?

今此処に、生きて居る事が何よりの答えです。
何度も、死にそうな目にあっても、生きて此処に居る。
此処はまだ命を差し出す時じゃないって見極めて、戻って来たんです。何度も。

何度も・・・。

お妙さん。

はい?

絶対に死なないとは約束は出来ません。

・・・・・。

でも、見極める努力を止める事だけは絶対にしないと約束出来ます。

本当に、絶対に・・・ですか?

はい。絶対に。

なら・・・絶対にその約束を破らないと言う証拠に、指切りして下さい。

嘘吐いたら針千本ですか?

いいえ。嘘吐いたら、貴方を一生怨んでやります。

一生ですか?

一生です。

・・・それは、絶対に嘘を吐けませんね。

はい。指切り出来ますか?

勿論です、お妙さん。










END





何か消化不良な感じ・・・初の近妙なのに(´・ω・`)ションボリ
次はもっと頑張りますil||li _| ̄|○ il||li

2008.11.09




















063.夢うつつ










064.天使










065.小さな (坂田さん一家)










066.やさしい










067.照れ隠し





三日間続く陶器市に、買物帰りに寄った。
買うつもりは無かったから、見て回るだけだったけど。
その中で、ばら売りされている湯飲みの一つに目を惹かれた。
薄い青みの掛かっただけの質素な物だったけど、欲しいなと思った。
でも、今使ってる湯呑みはちょっと皹が入ってるけどまだまだ使えるから勿体無いと、諦める。
早く帰って夕飯の用意しなきゃいけないし、ね。
夕飯の片付けを済ませてのんびりテレビを見ていたら、んっと突然目の前に箱を差し出されて首を傾げる。
何ですか?と聞いても、銀さんは何も言わずに、さらにんっと箱を突き出して来るだけ。
首を傾げながら受け取って、開けても良いですか?と問えば、頷かれた。
簡素な作りの箱を開けば、其処に入って居たのは薄い青が掛かった湯呑み。
陶器市で見た、あの湯呑み。
これ、どうしたんですか?と驚いて銀さんに聞けば。
パチンコの景品なんて答えた後、オメェの湯飲み皹入ってるし、使えば?何て続けてそっぽを向いた。
そんな銀さんは、何時もだったら頭を掻くのに、今は首の後ろを掻いている。
箱から取り出してこっそり湯飲みの裏底を見たら、値札シールが付いたまま。
銀さんに気付かれないようにちょっとだけ笑って、明日から早速使わせて貰いますとお礼を言えば、銀さんはまた、首の後ろを掻いておうっと言った。










END





此処で問題。
銀さんが何故、間違わずにその湯飲みをチョイス出来たのか。

A,何か新八が気に入りそうだと思ったから。
B,新八専門のストーカーだから。

さぁ、どっち!!!(黙れ)
2008.09.02


































068.幼子 (坂田さん一家)










069.手










070.安心